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〒873-0222
大分県国東市安岐町下山口269-1
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会社概要
南酒造は明治元年(1868)現在の地、大分県国東郡の安岐町に創業し、清酒「有 明」を発売。第二次大戦中、国の企業整 備政策によって一時休業を余儀なくされ、戦後は蔵を芝居小屋に利用するなどやりくりした後、4代目当主が米焼酎の蔵として再出発。

戦後の苦難が続く時代、手頃な値段のおいしい酒が多くの人の手に届くよう、焼酎の蔵としての道を選んだのです。そうして発売された本格米焼酎「躍進」は、国東の味として長く地元の人々に愛されました。

30年ほど前、5代目当主、勝之を中心に、当時人気が上昇していた麦焼酎にいち早く参入。
本格麦焼酎として「とっぱい」を発売します。蔵ひとすじに愚直に造り続けた焼酎は、まろやかですっきりとした味わいで、一度味わえばほかの焼酎には戻れない、と言わしめるほどの評価を得ています。

趣きのある母屋に掲げられた「とっぱい」の暖簾。
この母屋は小売業も兼業していた時代のもの。
上に書かれた意匠は創業からの屋号「喜納屋」を表す。

酵母で発酵している麦。
粒の大きさが均等な大麦を選んで仕入れている

蔵に並んだ「とっぱい」に「手作り本格麦焼酎」のラベルを貼る

――昔、ある親孝行の百姓の若者がいました。日照りで凶作の年、年老いた母親に食べさせてあげたい一心で、つい他人の家に米を盗みに入り、つかまってしまいます。事情を話し、許しを乞う若者に、家の主人は、酒を一升枡で10杯呑めば許してやろう、と言います。若者は酒を呑み始めますが、9杯目で限界が来てしまいました。困った若者の前に神様が現れ、「孝行息子のために、10杯目は私が呑んであげよう」と、10杯目の酒を呑み干しました。

こうして若者は許され、酒のうまさに感心した神様は皆に褒美をあげました。以来この神様は「とっぱい(十杯)様」と呼ばれて地元の人々に親しまれました――

これは、南酒造の地元安岐に伝わる昔話です。「とっぱい」はこの神様にちなんで命名されました。熟達した職人が、1本1本丁寧に造る「とっぱい」は大量生産ができません。正直、今ならもっと高い値段でも売れるでしょう。

しかし、商売がきびしい時期にも支持していただいた多くの人々のために、これからも高くはしたくない、と南勝之は言います。この心意気は、まさに「とっぱい様」に通じる温かさと言えます。
日本酒の蔵として出発した南酒造では、焼酎もほとんど日本酒と同じ行程で造られます。また他社では通年製造するのが常識の焼酎でも、ここでは「寒が締まると味も締まる」という5代目の信念から、一年の半分しか蔵を稼動させません。ですので、貴重な稼動時期に、蔵見学をしていただくことができないことをご了承ください。

南酒造の商品には2年ほど寝かせた20度と25度の「とっぱい」のほか、特に出来のいいものを粗濾過で5年寝かせ、創業以来の屋号を名前に冠した「喜納屋」がありますが、これも出来映えに納得しなければ発売しない年もある、というこだわりようです。

5代目が定めた7條の社訓の中に、「大事業は力量によりて成就するに非ず忍耐によりて成就するものなり」というのがあります。時間はかかっても、ひとつひとつの作業を丁寧に行い妥協のない商品を造ることがすべての答えである、これが南酒造の信念です。